絵本、オススメ(おすすめ)BLOG

絵本を年間500冊以上読むお父さんが、オススメ(おすすめ)の絵本を紹介します

ねぎぼうずのあさたろう その1(飯野和好)


第30回目に紹介する絵本は『ねぎぼうずのあさたろう その1(飯野和好)』です。

あさつき村のあさたろうは、元気で正義感の強いねぎぼうずです。ある日、乱暴者のやつがしらのごんべいとこいものちょうきちが、しいのみのおようちゃんをイジメていました。見かねたあさたろうは、二人をこらしめようとして・・・

ねぎぼうずのあさたろう』は、ねぎやいもなど、野菜や果物を擬人化した個性的なキャラクターが様々なドラマを繰り広げる絵本です。
江戸時代のような雰囲気の世界観になっています。
絵本に出てくるキャラクターの言葉遣いや、お店などの雰囲気から、道行く人々まで、日本の古き良き時代を表しています。
作者の飯野和好さんは絵本を作るにあたって、いろんな映画や文献を読んで、茶店の様子や刀の長さや差し方など、細部にいたるまで詳細に調べているそうです。
絵本は創作なのでファンタジーですが、絵本に出てくるいろんなものにリアリティがあり、歴史や時代劇などが好きな大人でも発見や楽しみがあるような作品だと思います。

作中に出てくる言葉や表現がかなり独特なので、読み聞かせをする人によって、雰囲気が変わってくるかもしれません。
絵本はシリーズ化されていて、現在は10巻まで出ています。(2017年7月の時点)
東海道を江戸から京都まで旅する設定になっているのですが、最新刊の10巻で京都の手前まで行っているので、もうそろそろ最終巻になりそうです。
シリーズは全部続いているので、また続編を今後紹介していきます。

もしよかったら、皆さんのお気に入り(オススメ)絵本も教えてください。