絵本、オススメ(おすすめ)BLOG

絵本を年間500冊以上読むお父さんが、オススメ(おすすめ)の絵本を紹介します

てん(ピーター レイノルズ・作 / 谷川俊太郎・訳)


第48回目に紹介する絵本は『てん(ピーター レイノルズ・作 / 谷川俊太郎・訳) 』です。

絵を描くのが大嫌いなワシテは、お絵描きの時間が終わっても紙は真っ白。何も描かないワシテに先生は「何かしるしをつけてみて。そして、どうなるか見てみるの」と言いました。ワシテはマーカーをつかむと、紙に力いっぱい押し付けた。「これでどう!」・・・

『てん』の作者、ピーター・レイノルズさんは『ちいさなあなたへ』というベストセラーを描かれている絵本作家です。訳者は詩人の谷川俊太郎さん。
主人公が先生の一言がきっかけで描いた点から、物語が始まっていき、ワシテがいろんな種類の点を描き始めるのですが、そのストーリーはまるで映画(人間ドラマ)を観ているような面白さがあります。
絵本を通じて読者は「何かひとつのことをやり続けること」が、やがて奇跡のような出来事に繋がってゆくことを、感じることができます。
もちろん、そういう風な学びを深く考えなくても、純粋に物語を楽しむことができます。
話の最後のオチも綺麗で、読み終わると明るい希望に満ちた気持ちになれます。
イラストも海外の作者らしい雰囲気で、洒落ています。
『ちいさなあなたへ』もまた今後紹介しようと思います。

もしよかったら、皆さんのオススメ(おすすめ)絵本も教えてください。