てぶくろ(エウゲーニー・M・ラチョフ・作 / うちだりさこ・訳)
第31回目に紹介する絵本は『てぶくろ(エウゲーニー・M・ラチョフ・作 / うちだりさこ・訳)』です。
おじいさんが森の中で手袋を片方だけ落とし、そのまま行ってしまいました。すると、ねずみが走ってきて、手袋にもぐり込んで言いました。「ここで くらすことに するわ」・・・
ねずみ、かえる、うさぎなど、次々にやってくる動物達が手袋を住まいにするのですが、その設定の面白さもさることながら、手袋を家として使うためにハシゴがかかったり、窓がついたりするイラストの変化が、とても面白いです。
シンプルで分かりやすい繰り返しのストーリーと、さりげない結末がとても綺麗で、これぞ名作という絵本だと思います。
『てぶくろ』はウクライナの民話で、日本国内だけでも何と300万部以上も売れている超ベストセラーです。
本当に面白いお話は時を越え、国を越えて伝わってゆくんですね。
もしよかったら、皆さんのお気に入り(オススメ)絵本も教えてください。