絵本、オススメ(おすすめ)BLOG

絵本を年間500冊以上読むお父さんが、オススメ(おすすめ)の絵本を紹介します

しんせつなともだち(方軼羣・作 / 村山 知義 / 画 / 君島久子・訳)


第36回目に紹介する絵本は『しんせつなともだち(方軼羣・作 / 村山 知義 / 画 / 君島久子・訳)』です。

雪がたくさん降り積もり、食べ物がなくなった冬のある日のことです。こうさぎは食べ物を探しに出かけていきました。すると、こうさぎはかぶを二つ見つけ、一つは喜んで食べ、もう一つは残しました。こうさぎはろばさんもお腹をすかせているだろうと思い、かぶをろばさんの家に持って行くと、ろばさんは留守だったので、かぶを置いていきました・・・

動物達の純粋な優しさが、連鎖していき、最終的に元に戻って輪のように繋がっていく、心温まる素敵なストーリーです。
この『しんせつなともだち』は作者の方軼羣さんが伝え聞いた、朝鮮戦争の時の逸話が元になって誕生したお話だそうです。
野戦病院にある劇団が訪れてお土産を持ってきたのですが、そのお土産がいろんな場所をめぐりめぐって、結局最終的に元に戻ってきた、というお話です。
以前紹介した『どうぞのいす』に似ているところがあるのですが、どちらも名作だと思います。

もしよかったら、皆さんのお気に入り(オススメ)絵本も教えてください。