絵本、オススメ(おすすめ)BLOG

絵本を年間500冊以上読むお父さんが、オススメ(おすすめ)の絵本を紹介します

ZOOM ズーム(イシュトバン・バンニャイ)


第43回目に紹介する絵本は『ZOOM ズーム(イシュトバン・バンニャイ)』です。

この絵本は文章が全くないイラストだけの絵本です。
冒頭部分で鶏のトサカが出てきて、次のページではズームアウト(縮小)されて鶏の胸から上の部分が描かれています。
その次のページでは更にズームアウトされて、部屋の中から窓の外の鶏を見ている子供二人の姿が描かれています。
ページをめくる度に前のページの絵をズームアウトしていき、どんどん最初の鶏から離れていくような作りになっています。

言葉で書くと伝わりにくいかもしれませんが、実際に絵本を観ると、かなりインパクトがあって面白いです。
眺めている絵が「離れてみるとこんな風になっていたのか」という驚きと発見があり、最後まで飽きずに楽しませてくれます。
あと、個人的な意見ですが、全部読んだら終わりから逆に読んでいっても(ズームアップしていく)、面白いと思います。

作者のイシュトバン・バンニャイさんはハンガリー生まれのイラストレーターで、この絵本は処女作なのだそうです。
世界にはいろんなタイプの面白い絵本がありそうですね。
実はこの絵本には『Re-zoom リズーム』という続編があるのですが、まだ読んだことがないので今後読んでみたいと思います。

もしよかったら、皆さんのオススメ(おすすめ)絵本も教えてください。

ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ(工藤ノリコ)


『ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ』PV


第42回目に紹介する絵本は『ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ(工藤ノリコ)』です。

いたずらっ子のノラネコ達が、ワンワンちゃんの汽車を見ていました。ワンワンちゃんは汽車に積荷を全部載せ終わると、お茶を飲んで休憩することに。ワンワンちゃんがいないのをいいことに、ノラネコぐんだんは汽車に乗り、石炭をどんどん入れて・・・

『ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ』は、工藤ノリコさんの「ノラネコぐんだん」シリーズの一冊です。シリーズは累計で30万部以上のベストセラーになっています。
トーリーはユーモアに溢れていて面白く、なんといっても登場するキャラクターがみんな、とっても可愛いです。
主役のノラネコ達だけでなく、駅員さんから市場のお客さん、チーズやりんごなどキャラクター以外のものたちも、イラストが優しげで可愛いです。
オチも綺麗で楽しいです。
ノラネコぐんだんシリーズは他にもたくさんあるので、また今後紹介していきます。

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カミナリこぞうがふってきた(シゲリ カツヒコ・作)


第41回目に紹介する絵本は『カミナリこぞうがふってきた(シゲリ カツヒコ・作)』です。

学校の帰り道、夕立が降ってきました。タケシが木の下で雨宿りをしていると・・・ドーン!とカミナリが落ち、目の前に巨大な赤ん坊が落ちてきて・・・

内容はタイトルの通り、カミナリこぞうが空から落ちてくるお話なのですが、シゲリカツヒコさんの絵がものすごくリアルで迫力があり、独特の世界観を創り上げています。
決して可愛い絵ではないので、好みが分かれるかもしれませんが、内容はとても面白いです。
少しだけジブリの『千と千尋の神隠し』に雰囲気が似ているような気もします(絵が似てるわけではなく、キャラクターの感じが何となく。)
シゲリカツヒコさんの『カミナリこぞうがふってきた』以外の絵本はまだ読んだことがないので、また今後読んでみようと思います。

もしよかったら、皆さんのオススメ(おすすめ)絵本も教えてください。